
白いAliceレイアウト(左右分割型)キーボードが欲しかった、、、
以前、Keychron Q8のレビュー記事を書きましたが、Aliceレイアウトは癖になる。そのトリコになってしまい、2台目のAliceレイアウトキーボードを購入してしまいました。Keychron Q8を購入した当初は白デスクを作りたいなんて微塵も思っていませんでしたが、人間の感情の変化は予測できないものですね。。
今や白いアイテムに買い替えラッシュ状態です。そんな中出会ったWEIKAV Record Aliceですが、これまた素晴らしいキーボードでした!
※2026年9月追記:私は2024年4月に購入し、2025年11月まで約1年半使っていました。
結論から言うと、1万円台でAlice配列を試せる、コスパのとても良いキーボードです。手放したのは、Alice配列よりも、左右が完全に分かれた分割キーボードに興味が移ったからでした。
「打鍵感の良いAliceレイアウトのキーボードを知りたい!」、「カラバリ豊富なAliceレイアウトキーボードを知りたい!」という方には、全力でオススメできるキーボードでしたので、紹介します。
記事を読んでわかること
・Record Aliceのスペック
・Record Aliceを推せる理由
・Record Aliceの個人的なデメリット
・Record Aliceを手放した理由
・Record Alice V2との違い
KeychronQ8のレビュー記事も合わせてご覧ください。
Alice配列(アリス配列)とは?
Alice配列とは、キーボードの左右のキーを少し「ハの字」に傾けて配置した配列です。キーボード自体は1つにつながっていますが、ふつうの配列より、手首を外側に曲げにくい配置になっているのが特徴です。楽に感じるかどうかは、手の大きさや座り方で個人差があります。
| ふつうの配列 | Alice配列 | 分割キーボード | |
| 本体 | 1つ | 1つ(左右のキーがハの字) | 左右2つに分かれる |
| 手首の角度(配置上) | 外側に曲がりやすい | 外側に曲げにくい | 肩幅に合わせて自由に置ける |
| 慣れやすさ | ◎ | ○(B・Yなど中央のキーに慣れが必要) | △(配置も自分で決める) |
| 持ち運び | ◎ | ○ | △ |
| 例 | 一般的なキーボード | Keychron Q8、Record Alice | Conductor など |
私は、Keychron Q8 → Record Aliceと2台のAlice配列を使ったあと、今は分割キーボードに興味が移っていて、Conductorの製品版が気になっています。Alice配列は「ふつうのキーボードに近い形のまま、手首の角度を変えてみたい」人が試しやすい配列です。キー配列の種類についてはGeonix Rev.2の記事でも解説しています。
Record Aliceのスペック

基本スペック
- レイアウト:スプリット Aliceレイアウト
- キー数:67キー 68%コンパクト
- 構造:リーフスプリングマウント搭載
- ライティング:サウスフェイス RGB LED搭載
- 筐体:CNC メカニック 6063シリーズ アルミニウム合金
- 接続:USB Type-C ※無線対応無し
- 本体サイズ:横347mm x 縦131mm x 高さ43.4mm.
- 重量: 1,300グラム
- 同梱物:USBケーブル、キーキャップ・スイッチプラー、説明書
本体外観
天面は、シンプルなAliceレイアウト。美しいですね。
後述しますが、Pgup/Pgdnが左側に配置、右Shiftキーは一番右に配置されています。(通常は↑矢印キーの左側)これが個人的にはミスタイプを発生させているので、キーマッピング変更で対応しています。

背面は、「Record」と刻み込まれたプレートがついています。特に見える部分ではないですが、どことなく所有欲を刺激してくれます。

上部側面にはUSB Type C ポートが一つだけ。無線接続はないので、ある意味では技適の問題を考慮しなくて良いのはシンプルで良いです。

奥に向かって傾斜がかかっています。手前厚み2.0cm 奥が4.3cmとタイピングしやすい傾斜になっています。金属製のアイテムなのでパームレストが必要かと思います。

私が現在使用しているパームレストはこちらになります。
リーフスプリングマウントとは?

キーの下部に小さな金属製のバネ(リーフスプリング)を使用しています。キーを押すと、このバネが曲がり、キーに反力を与えて元の位置に戻します。
リーフスプリング機構の特徴は、以下の通りです
- 反応速度が速い:バネが素早く反応するため、キーを押したときの反応が非常に速く感じられます。
- 打鍵感:バネが曲がることによって、タイピング時にはっきりとした感触が得られます。これにより、タイピングが快適になり、長時間の作業でも疲れにくくなります。
- 耐久性:金属製のバネは摩耗しにくいため、長期間にわたって安定した性能を維持します。
これが打鍵感を快適にしている大きな要素になります。
RECORD Aliceが推せる理由

①圧倒的なコストパフォーマンス
購入金額:13,796円
(カラー:Soy Milk White)
参考
Keychron Q8(ベアボーン):28,200円
Feker Alice 80(ベアボーン):18,000円
WEIKAV RECORD Aliceは非常にコストパフォーマンスの良いアイテムです。MechKeys というサイトでは売り切れており、私はAliExpressで購入しました。AliExpressの場合、カラーによっても価格が異なります。ベアボーンキット(本体のみで、キースイッチとキーキャップは別途購入)しか販売はありませんが、1万円台でこのスペックでAliceレイアウトのキーボードが手に入るのは破格です。
②打鍵感・打鍵音が素敵
前述の通り、Record Aliceはベアボーンキットの販売のみ、自分でキースイッチとキーキャップを購入が必要です。今回は私が購入したスイッチとキーキャップとあわせてご紹介します。
まずは打鍵音を聞いてみてください!!
打鍵感
リーフスプリングマウントによって、打鍵時に底を突いた後からの跳ね返りが良く、軽快なタイピングを楽しむことができます。Cherryプロファイルのキーキャップの軽量さも助けの一つになっていると感じました。
打鍵音
カタカタとコトコトの間の心地良い音を奏でています。アルミボディですが金属反響音も全くしません。また、キーキャップとの相性も良く、カチャカチャ音がしないため余計な音が全く入ってこないがのが素晴らしい。ずっとタイピングしていたくなる音です。
スイッチ:CIY Naraka (Linear)

購入金額:2,209円 (70ピース)
CIY NARAKAスイッチはキー荷重46gとリニアスイッチの中では平均的ですが、入力位置が1.2mmと短く、すこし浅い位置で入力を感知することができます。結果、通常よりも力を必要としないため、軽快な打鍵に一役買っています。
キーキャップ:GMK Clone:Cherry プロファイル

購入金額:2,449円
Cherryプロファイルを選択して正解でした。一度OSAプロファイル・PBTのキーキャップで試打しましたが、どうにもキーキャップに反響したカチャカチャ音が耳触りに感じました。
Cherryプロファイルを選んだことで反響音も少なく、余計なカチャカチャもなくなり、心地よいカタコト音を味わえる感覚がありました。
③キー数がちょうど良い

いくつかAliceレイアウトのキーボードを比較・検討していました。購入前はキーマッピングを変更しない前提で選んだため、以下の条件に合うキーボードを探していました。
Aliceレイアウトに求めたこと
- 矢印キーがある
- 左スペースキーの左にWin Ctrl,Altの3キーが揃っている
以下のキーボードも検討しましたが、最終的に上記の判断軸から買わない選択をしました。
| キーボード名 | 理由 |
| Epomaker Feker Alice 80 | Winキーがない |
| CIDOO ABM066 | Winキーがない |
| Mistel MD600 Alpha BT RGB | 矢印キーがない |
初めてAliceレイアウトにチャレンジするのであれば、Keychronシリーズが一番オススメですが、非常に高価です。次の選択肢としてRecord Aliceを検討するのが良いでしょう。
デメリット(超個人的な感想です)
Remapが上手くいかない
Remapというソフトウェアを使って、キーマッピングの変更が可能です。
私もまだ勉強中なのですが、ある特定のキーを押すと全く違う配列にすることが可能になります。
加えたかった変更:右スペースで別のレイヤーの呼び起こし

右手のSpaceキーがほとんど稼働しないため、Remapを使って右手のスペースキーを押している間は、別のキー配列になるように工夫しようと思っていましたが、どうにも上書きができませんでした。
そのため、右Spaceキーの右側にあるFn=MO(1)キーで2段目のレイヤーを稼働させる設定をしました。
結局、右スペースでレイヤーを切り替える設定は最後までうまくできず、思いどおりの動きにはなりませんでした。Remap(ブラウザでキーマップを変えられるWebツール)自体は便利ですが、この「理想の配列が作れない」ことも、手放すきっかけの1つになりました。
妥協案:Fn=MO(1)を押している間のキー配列

左手に数字関連のキーをテンキーのように、配置しております。
右シフトキーの位置が気になるので↑矢印に変更

通常のレイアウトであれば、右のシフトキーは↑矢印キーの左に配置されていますが、Record Aliceに関しては、右に位置しています。その為、いつもの感覚で右端に小指を持っていくと矢印キーが押せずに、ただShiftを押してしまいます。
私はこの課題を解決するために、右のShiftキーも↑矢印キーに変更して、↑矢印キーが2個並ぶ形にしています。
左の3キーに左小指が伸びてミスタイプ
私はタイピング時に、右同様に、左もブラインドタッチをしていると行き過ぎてしまう傾向があります。
WEIKAV Record Aliceに関しては、通常の一番左のキー群(Tab,Caps lock,Shift等)の左にEsc/Pgup/Pgdnが鎮座しています。これが私にとって少し不便です。とはいえ、慣れの問題もあると思うので、特にキーマッピングは変更せずに使用してみようと思います。
Record Aliceを手放した理由
Record Aliceの打鍵感とコスパには満足していました。手放した理由は2つです。
- 分割キーボードへの興味が強くなったから:Alice配列を使ううちに、次は左右を完全に分けた分割キーボードを試したくなりました(今気になっているのはConductorの製品版です)。Alice配列を2台(Keychron Q8とRecord Alice)持っておく理由もなくなりました
- キーマップが思いどおりにできなかったから:右スペースでレイヤーを切り替えるなど、自分の理想の配列にできませんでした
Record AliceとRecord Alice V2の違い
| Record Alice(私が使用) | Record Alice V2 | |
| 配列 | Alice配列(67キー) | 同じ |
| マウント | リーフスプリング | リーフスプリング+ガスケット |
| 筐体 | アルミ(6063) | アルミ(削り出し、アルミのウェイト) |
| 重さ | 1,300g | 約1,300g |
| 接続 | 有線のみ | 有線・2.4GHz・Bluetooth(4,000mAh) |
| キーマップ変更 | Remap | VIA |
| 価格 | 13,796円(2024年、AliExpress) | 100〜115ドル前後(2026年9月) |
V2の一番大きい変化は、無線に対応したことです。ただし、V2の販売ページでは技適が確認できないので、国内では初代と同じく有線で使うことになります。V2の打鍵感は試していないので比べられませんが、有線で使うなら、中古の初代も選択肢になります。
まとめ
Record Aliceは、1万円台でAlice配列とアルミ筐体・リーフスプリングマウントの打鍵感が手に入る、コスパの良いキーボードでした。私は分割キーボードに興味が移って手放しましたが、「ふつうのキーボードに近い感覚のまま、手首を楽にしたい」人には、Alice配列は今でもおすすめです。Aliceの1台目なら、無線にも対応した後継のRecord Alice V2も選択肢になります。
おまけ:打鍵音集
Keycap: GMK Clone Cherry Profile
Keyswitch: Akko V3 Cream Yellow Pro







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