破格のアルミフレームキーボードに出会ってしまった。。。
8月末のAliexpressセールで、思わず購入してしまったのが、「WEIKAV Lucky65」です。
これまでに購入したキーボードの中でも、最高のコストパフォーマンスを誇る製品だと思います。65%レイアウトでコスパの良いキーボードを探している方や、アルミニウムフレームの安価なモデルをお探しの方、そして「手軽に自作メカニカルキーボードを始めたい」という方には特におすすめです。ぜひ、最後までご覧ください。
【推しポイント】
・価格がとにかく安い
・打鍵感のクオリティが高い
・カラーバリエーションが豊富
【イマイチポイント】
・技適未所得で国内無線使用不可
・キーマッピングに独自のツールが必要(Mac非対応)
・ベアボーンキットしかない
製品概要
スペック
項目 | 内容 |
レイアウト | 65%=ANSIレイアウト対応 Mac/Windows対応 |
ケース素材 | アルミニウム CNC ケース |
セットタイプ | Barebones Kit=本体のみ |
カラー | ブラック、ネイビー、ミルクホワイト、シルバー、レッド、ブルー、パープル |
マウントタイプ | ガスケットマウント(Poron) |
PCB | ホットスワップ対応、RGB対応、USB-C接続 |
スイッチプレート | PC(ポリカーボネート) |
スタビライザー | プレートマウント型スタビライザー対応 |
重量 | 1.9kg |
付属品 | ・説明書 ・USB-A to Cケーブル ・キーキャップ& スウィッチプラー ・USBドングル(2.4G receiver) ・ダストカバー ・サンプルキースイッチ*2個 |
接続 | ・無線接続:USB A 2.4G ドングル付き ・無線接続:Bluetooth 5.0 *技適未取得 ・有線接続(USB-Type C) |
外観
梱包
非常に綺麗な形で到着しました。若干、箱の凹みはありますが、アリエクあるあるですね。
個人的には許容範囲内です。
同梱物
本体、キースイッチ・キーキャッププラー、USBケーブル、USBドングルと謎のサンプルキースイッチが2個付属していました。写真にはないですが、説明書が付属しています。
説明書に日本語表記はありません。
完成後・天面
キーキャップは別途購入しました。
KPrepublic:Ghost Judge Doubleshot keycap for mx keyboard/BOW
BOW(Black on White)カラーを特徴としています。Doubleshot製法で作られており、文字が摩耗しにくく、長期間鮮明さを保ちます。高品質なPBT素材を使用しているため、耐久性に優れ、心地よい触感を提供します。シンプルでクリーンなデザインが、どんなキーボードにもよく合います。
正面
シルバーの本体とキーキャップが美しいですね。キーボードの底から最前列のキーキャップの頂点まで約2センチほどあります。個人的にリストレストは必須だと思いました。
現在利用しているリストレストはこちらです。
側面
USBポートは本体の中心位置しています。USBの接続端子の部分の周辺はくぼみもないので、Type-Cであればどんなケーブルでも接続可能です。
背面
背面には四葉のクローバーのロゴと真鍮のウェイトがあります。
スタンドはついていないので、高さ調整は不可です。
ゴム足が4つついており安定感は問題はありません。
内部構造
ここからは内部を分解し、いくつかのパーツについて見ていきたいと思います。
スイッチプレート
素材は一般的なPC(ポリカーボネート)です。
フレックスカット(プレートに切り込み)が入っており、打鍵感の向上に一役買っています。
スタビライザーはスイッチプレートに搭載するタイプです。
吸音フォーム(PCB上)
PCBの上には3種の吸音フォームが搭載されています。
①スイッチプレートとの間には、Poron フォームが搭載されています。(プニプニのスポンジみたいなやつ)
②さらに、IXPE padという通常のポリエチレンフォームに比べて耐久性や圧縮強度の高いフォームが1枚。
③さらにさらに、薄いプラスチックのフィルムが1枚、トータル3枚のフォームがスイッチプレートとPCBの間に差し込まれています。
ガスケットマウント
Lucky65は安価にも関わらず、ガスケットマウント構造が採用されています。
PCBのサイドにブラケットが付いており、このブラケットが支えとなってプレートの沈み込みを実現。心地よい打鍵感を実現しています。
もうガスケットマウントしか勝たん。
吸音フォーム(PCB下)
PCBの下にもさらに2枚のフォームが搭載されており、打鍵感向上に向けた執念を感じます。
推しポイント
価格がとにかく安い
Aliexpressで購入しましたが、とにかく価格が安かったです。セールということもありましたが、ベアボーンキットで7200円で購入することができました。キーマッピングのソフトウェアがWindowsにしか対応していないなど機能的な制限はありますが、アルミフレームと贅沢な内部構造を兼ね備えていて、7000円台は他社もきっと白目です。
打鍵感のクオリティが高い
まずはこちらのタイピング動画をご覧ください。
「タイピングするために仕事する」状態に陥ってしまうほどに打鍵時のフィードバックが素晴らしいです。使用しているキースイッチにもよると思いますが、コトコトという音が綺麗に響きますし、金属フレーム特有の底打ちの金属音も全く聞こえません。
スタビライザーのクオリティも高く、よくあるカチャカチャとした音が鳴りません。スペースキーやエンターキーの打鍵感も気持ちが良いです。
カラーバリエーションが豊富
Lucky65はカラーバリエーションも豊富で、自分の好みに合ったカラーを選択することが豊富です。
いつもは白いキーボードばかりを狙っていましたが、今回はシルバーの本体にしてみました。
イマイチポイント
安価な分、すべてのニーズをカバーしている訳ではありません。以下、個人的に気になる点を3点あげてみました。
技適未所得で国内無線使用不可
本体自体は無線に対応しています。USBドングルが付いていて2.4Gワイヤレス接続も可能であり、Bluetooth5.0にも対応、最大3台まで登録が可能です。
一方で技適は未取得なので、無線機能は申請しないかぎり日本で使用することはできません。
私は普段から有線接続してるので問題ないですが、どうしても無線化したい!!という方々には、不向きでしょう。
普段から利用している有線ケーブルはこちら。
キーマッピングに独自のツールが必要(Mac非対応)
Lucky65はWeikavが提供している独自のキーマッピングソフトウェアで好きなキーマップを割り当てることができるみたいですが、Windowsのみ対応しています。私はMacしか持ち合わせていないため、編集することができません。
友人、親族でWindowsユーザーを見つけて、折見て依頼しようと思います。
ベアボーンキットしかない
ベアボーンキットとは、キーボード本体のみで、キーキャップやキースイッチが付属していないキットのことです。
キーキャップやキースイッチは自分で用意する必要があります。安価で初心者にもお勧めしやすい分、自分でキーキャップやキースイッチを購入するのはややハードルが高いと感じました。
まとめ
最近、アルミフレームのキーボードにハマっていて、ついに5台目を購入してしまいました。Lucky65は、その中でも最も価格が安いにもかかわらず、ビルドクオリティは他のモデルに負けない仕上がりです。キースイッチやキーキャップが付属していないので、カスタマイズを楽しみながら、自分だけのキーボードを作ってみたい方におすすめです。まだまだ気になるキーボードがたくさんあるので、これからも探求を続けていきたいと思います!それでは、また次回!
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