アルミボディのキーボードがー!!!欲しい!!!
と思っている人にはとってもおすすめできるキーボード、CIDOO V65 V2を紹介したいと思います。とは言っても、2023年に話題になったキーボードを今更購入しました。
感想としては、、
もっと早く買っておけばよかった!
2万円以下でビルドクオりティも非常に高いので、詳細に説明していきたいと思います。「アルミボディのキーボードに興味があるのだけど、どれを買ったらいいかわからない」、そんな人に向けた記事となります。打鍵感を収録した動画もつけていますので、併せてご覧ください。
【推しポイント】
・完成された打鍵感
・金属反響音がないアルミボディ
・高いコストパフォーマンス
【イマイチポイント】
・筐体に合わせたキーキャップカラーではない
・接続/接続切り替えに難あり?
・VIAは最初から起動しない
製品概要
スペック
以下、基本的なスペック情報になります。
項目 | 内容 |
レイアウト | 65%=ANSIレイアウト対応 Mac/Windows対応 |
ケース素材 | アルミニウム CNC ケース |
セットタイプ | Assembled Model=本体、キースイッチ、キーキャップセット Barebones Kit=本体のみ |
カラー | Assembled Model=Retro Grey/Moon White Barebones Kit=Pink/Blue/Green |
マウントタイプ | ガスケットマウント(Poron) |
PCB | ホットスワップ対応、RGB対応、USB-C接続 |
スイッチプレート | PC(ポリカーボネート) |
スタビライザー | プレートマウント型スタビライザー対応 |
重量 | 1.7kg |
付属品 | 説明書/USB-A to Cケーブル Assemble Modelの場合 ・キーキャップ:PBT製/Cherry Profile ・キースイッチ:Quake Matte Linear Switch(RGB南面透過) |
接続 | 有線接続のみ(USB Type-c to A付属) |
外観
天面
まず、第一印象は「かわいい」ですね。今回も、白デスクの呪縛のため白い本体(Moon White)を選択しました。
キーキャップはRetro Greyと同じ色しか取り扱いがなく、少し白い本体からは浮いた存在に見えますが、これはこれでアリかもしれないですね。
側面
本体の傾斜は適度についており、デザインもスッキリしています。
USB ポートは左側についていて、コイルケーブルとの相性もバッチリです。
背面
背面にはロゴとゴム足が4つついています。ゴム足の下に開封用の六角レンチネジが入っています。
ゴム足を確認すると粘着質の何がしかで接着しているのがわかります。感覚的にですが、何度か取り外しをしたり、埃がついたりすると粘着力は圧倒的に落ちるように感じられます。
内装
RBGバックライト
付属のMatte Linear スイッチは南面透過のスイッチなので、PCBから発せられるRGBライトを綺麗に透過してくれます。キーキャップを変更するとさらに輝きが増しそうですね。
ガスケットマウント
アルミニウム筐体で一番気になるのが金属反響音ですが、ガスケットマウント構造と吸音フォームによってゼロを実現しています。
スイッチプレートの端を挟むように、上下にフォームが付いており、筐体には受けの窪みがあります。
底面フォーム
さらに、PCBとスイッチプレートの間にも2枚のフォーム、PCBの下にも2枚のフォームを敷くことによって金属音ゼロ+快適な打鍵感を実現してくれます。
推しポイント
完成された打鍵感
まずは、こちらの打鍵感をご覧ください。
Quake Matte Linear スイッチの感想
- 滑らかでストレスがない。重すぎず、軽すぎず。タイピングが進む。
- 打鍵音も耳馴染みが良く、打っていて楽しい。
- 5ピンでの安定感+ステムのホールド力
スイッチとしての完成度は非常に高いと思いました。しばらくこちらのスイッチで仕事などやプライベートで使用していきたいと思います。
金属反響音がないアルミボディ
アルミニウムボディの欠点は、タイピング時に金属反響音がすることです。キーが底を突いたときの「カン」と反響するのが気に入ってしまう人も多いと思います。
その点、CIDOO V65 V2は写真でお見せしたような吸音フォームやガスケットマウント構造によって回避することができています。
高いコストパフォーマンス
最近は、アルミボディの群雄割拠と言わんばかりに各社アルミフレームのキーボードを発売しています。
私は特に65%レイアウトのキーボードを中心に使用しているので、以下気になるキーボードも含めてリストにまとめています。
メーカー/ブランド | キーボード | 定価(2024年時点) |
EPOMAKER | CIDOO V65 | Assemble body = 19,899円 Barebones = 14,899円 |
EPOMAKER | Tide65 | 21,050円 |
Keychron | Q2シリーズ | Q2:Barebones kit=29,500円〜 Q2:Assemble model=32,500円〜 Q2 pro:Barebones kit=31,220 Q2 pro:Assemble model=34,700円〜 Q2 Max:Barebones kit=32,780円 Q2 Max:Assemble model=35,500円 |
YUNZII | AL66 | 18,599円 |
KBD fans | Tofu 65 2.0 | Barebones kit=31,900円 |
WEIKAV | Lucky 65 | Barebones kit=12,640円 |
Meletrix | ZOOM 65 V3 | Barebones kit=23.100円 |
円安の影響もあり、各社値段が高騰しております。Assemble modelで2万円以下は非常にお安めです。また、ビルドクオリティも高いのでコストパフォーマンスには大満足です。
個人的イマイチポイント
筐体に合わせたキーキャップカラーではない(主観)
私はMoon Whiteを購入しましたが、キーキャップはRetro Greyと同じものがインストールされています。白い筐体なので白いキーキャップ欲がまた出てしまいました。。
そこで、遊舎工房にてCherry Profileの白いキーキャップを別途購入しました。もともとのRetro Greyキーキャップは厚みが1.7mmあったため、同等の厚さを探すのに苦労しました。。Cherry profileは最も一般的で流通量も多いのですが、大抵の厚みが1.4-1.5mmとなっています。
今回はWoque StudioのBOW PBTキーキャップを購入。若干値は張りますが、1.6mmと一定の厚みもありクオリティも非常に高いです。
【Woque Studio PBT BOW Keycaps】
接続/接続切り替えに難あり?
有線利用時はコマンドが必要
有線接続する場合は、USBケーブル接続端子付近のトグルスイッチを有線モードに切り替え、「Fn+Space」でモード切り替えをする必要があります。トグルスイッチでの切り替えはよく見かけますが、さらにコマンドが必要になると煩わしさが助長されてしまいます。正直、この一手間は内容がスムーズかと思いました。
技適を未取得
また、そもそも技適マークを取得していないため、国内でのワイヤレス利用は認められておりません。総務省へ利用申請をしない限り、基本的には有線での接続になるので無線の接続には注意しましょう。
VIAは最初から起動しない
CIDOO V65 V2はオープンソースのキーマッピングツール VIAに対応しており、好きな位置に好きなキーを配置することが可能です。しかし、ただ接続するだけでは認識されず、EPOMAKER公式サイトからJsonファイルをダウンロードし、それをキーボードを接続した状態でVIAに接続すると認識されるようになります。この一手間は非常に煩わしいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?久しぶりにAssembleのキーボードを購入しましたが、非常に完成度も高く、スイッチのクオリティーも高いと感じました。コストパフォーマンスも最高なのでぜひ購入を検討してみてください!すでにV3も販売されているようですが、大きな仕様の変更はないようです。今後もCIDOOシリーズの新作には期待したいです。ではまた!
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